はい駆け込みレビューです。
よく聴いていたわりにはすっかりレビューしていなかったイタリアの至宝Jet Marketの3rdでございます。
この作品がリリースされたのは確か2月くらいでしたっけ?
遥か昔に感じていました。
しかしこのバンドはリリースする度に潔くなっていきますよね。
だってこの作品は14曲で24分ですよ。
1曲平均2分切っちゃいますからねぇ。
最近のバンドには珍しい潔さだと思います。
基本的に速くて短い曲に弱い私には最適なバンドの1つであります。
このバンドって何か二面性があるような気がします。
少し聴かせる感じの言うならばエンジェルサイドとハードコア気味に暴走するデビルサイド。
その二面性が見事に重なり合ってJet Marketというバンドが成り立っているんではないかなぁと感じますね。
この作品には30秒前後の曲が3曲も入ってるんでそりゃ1曲平均も短くなるわけです。
しかしその3曲はいずれもかっこいい。
前作The Reverse Of The MedalのイントロStructure Goes In The Grinderも非常にツボだったんですが、このバンドは短い曲作らせたら世界一かもしれないというくらい私は評価しています。
今作の1曲目のイントロPerditionも2曲目Modern Kings Of The Earthへの布石としては文句がないくらい完璧でしたからね。
この2曲は是非常にセットで聴くのをオススメします。
あと個人的には7曲目のNo Fate But What We Makeにもメロメロでございます。
彼ららしい突っ走りナンバーで途中のギターなんかはいかにもJet Marketといった感じですねぇ。
ラストまで突っ走り続けるこの姿勢はリスペクトに値します。
そこからなだれ込む8曲目のショートチューンThe Joy Of Cooking A Fascist Majorもかなりいいアクセントになっております。
Jet Marketのデビルサイドを聴かせてくれているような感じですね。
そしてタイトルにズバリデビルと入っている12曲目Devi'ls Dung。
この曲もテンションを上げるには最適な曲です。
特にラストの締め方は最高という言葉以外当てはまらないでしょう。
というわけで久々に聴いたわりにはすっかりテンションが上がり褒めまくってしまいました。
それだけ素晴らしい作品だということなんでしょうね。
今日改めて実感しましたよ。
Fast Circleさんのコンピに入ってるThe Truckという曲もやたらリピートしまくってるくらいヤバいんでこの曲も是非聴いていただきたいですね。
さて今年のベスト10ランキングですがかなりめんどくさい事を考えております。
2009年リリースのベスト10に加え、2009年リリースじゃないけど今年初めて聴いた作品のベスト10、今年リリースのEP、Demo、コンピ、Splitを合わせたベスト10まで作ってしまおうかなと。
更に曲単位でのベスト10まで作っちゃおうかななんて思ってます。
豪華4本立ての予定です。
ノミネート作品はもう決まっているので後は順位付けだけなんですがこれが中々難しい。
何とか年末までに上げれるようにしますのでどうぞお楽しみに。
途中で挫折したらごめんなさい。
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