こんばんわ。
日曜日ももうそろそろお終いですね。
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
私はいつも日曜のこの時間はより哀愁が増します。
明日は仕事かと思うと切なさよりも哀愁が出てしまいます。
そんなわけで本日は新しいBelvedereチルドレンをご紹介いたします。
めが児さんの
Melodic Metallic Melancholicでも大絶賛されていたイギリスのTurn It Redの2nd EPでございます。
1st EPは音源だけ聴いたことがあるのですがだいぶ音質がよくなっってますね。
さすがJet MarketのAlexのスタジオでレコーディングしただけあります。
先ほども書きましたがTurn It RedはBelvedereに影響を受けているようです。
まぁ、あくまでも影響を受けている感じなんでBelvedereにソックリではありませんよ。
その他Jet MarketやX-State Rideといったイタリアのバンドにも影響を受けていそうな気もしますね。
とにかくありきたりですがメタリックさと勢いがウリのバンドだと思います。
そしてUKバンドならではの硬さを持ったバンドだとも言えるかもしれません。
これは言葉に表すのが難しいし個人的な解釈なんですが、音が硬めと言いますかゴリゴリ感があると言いますか。
そういった面はPhinius Gage等にも感じられるんですけどね。
UKにはそういういい意味での硬さを持ったバンドが多いなと感じます。
個人的には2曲目のIf This Works I'll Eat My Pantsにそそられました。
のっけのメロディーから印象的で耳に訴えかけてきます。
そしてストレートな曲調にも新鋭バンドの活きの良さが乗り移ってますね。
変に小細工せず直球で攻めてくる姿勢にはとても好感が持てます。
そしてイントロで思わずメロディックアンテナが反応してしまうラストの5曲目If I Can't See Far, It's Because Giants Are Standing On My Shouldersもスカッとさせてくれますね。
しかし曲名が長い(笑)
この曲もわりとストレートなんですが途中でやや落として哀愁を発生させてきます。
この辺に将来性を感じるんですよねぇ。
正直まだまだこれからのバンドだと思います。
ストレート過ぎるんでもう少しメロディーに抑揚があった方がいいかなとも感じますしね。
あくまで個人的な願望ですが。
ただ、数枚リリースした後には化けているかもしれません。
そんな期待を抱かせてくれるバンドです。
このまま落ち着くことなく今のスタイルを貫いていって欲しいと思います。
この作品は日本国内でもMelodic Metallic MelancholicさんやFast Circle Recordsさんでディストロされていました。
瞬く間に売り切れてしまったようですが。
Paypalを使える方でしたらBigcartelから買えるようですので是非彼らのMySpaceを覗いてみてください。
この手のCDは早めになくなる可能性もあるのでお早めにお買い求めくださいませ。
Turn It Red MySpace
こんばんわ。
最近仕事が忙しく中々レビューできずすいません。
中々新しい作品にも手を出すことができずにいます。
というわけで先日予告した通りStephanによる1人バンドUtopia Nowの最新作をレビューさせていただきます。
もちろん今回もDLオンリーです。
しかし17曲と胃もたれするくらいの曲数なのでご安心を。
Utopia Nowの説明については先日のレビューを参考にしていただければ幸いです。
まぁ、簡単に言っちゃえば1人Bad Religionです(笑)
しかし、今回の作品もブレてないですねぇ。
哀愁一辺倒というコンセプトについては最初の作品Myopiaから一切変わっておりません。
個人的に先週からUtopia Now祭りを開催中なんですが、コンセプトがしっかりしているのでぶっ通しで聴いてても全然飽きないんです。
むしろ、よりハマっていく一方です。
実際の所、今回の作品ではややテンポを落とした曲も増えてます。
それでも哀愁の降り注ぎ方はより強力になっている気がします。
本家Bad Religionと同じく、テンポを落とした曲にはやたら説得力があるんですよねぇ。
それだけの哀愁が備わっている証拠だと思います。
個人的には1曲目のRegicideでもう背筋ゾクゾクモードに突入しちゃいます。
1分38秒の中にぎっしりと哀愁が詰まっている名曲ですね。
こんな素晴らしい曲が1曲目ならその後も安心して聴けます。
Utopia Nowって1曲目から勝負してきてくれるんで、こっちもすぐに戦闘体勢に入れちゃうんですよねぇ。
続く2曲目のThe Fifth Apeも引き続き背筋がゾクゾクしちゃう曲ですよ。
この作品の中では速い方の曲という事もあり思わず耳が反応してしまいます。
コーラスも相変わらずバッチリ決まってますし言うことないですね。
17曲目まで哀愁が弱点の方にはたまらない内容になっていると思いますよ。
心いくまで思う存分哀愁という底なし沼に浸っていただきたいです。
前回も書きましたがこの作品が欲しい方はMySpaceからStephanにメールをしてみてください。
そうすればDLできると思いますので。
ここまで哀愁にこだわっているバンドも中々お目にかかれないので是非この機会に聴いてみてくださいね。
Utopia Now MySpace
日本代表負けちゃいましたね。
とても悔しかったです。
しかし選手たちはもっと悔しいはずですから、この悔しさを更なる成長に繋げ次のブラジルW杯では今回以上の成績を残してもらいたいもんです。
お疲れ様でした。
本日はそんな悔しさの残る心をほんのりと癒してくれる1枚をご紹介します。
今月Bells On RecordsさんからリリースされたばかりのHogwashの2ndアルバムです。
Hogwashはおフランスのバンドで過去にアルバム1枚、EPを1枚リリースしています。
この作品は5年振りのアルバムになりますね。
この作品に収録されている曲を先行で試聴させてもらった時はぶっちゃけ不安でした。
何か落ち着いてしまったような気がしたので。
しかしアルバム1枚通して聴いた時にそんな不安はどこかに吹き飛んでしまいました。
サイドバンドのGingerも男臭くて良かったですけれど、Hogwashにはまた違った良さがありますね。
この切なさは特筆もんです。
確かにややテンポを落とした曲も何曲かありますし、長めの曲も多いです。
しかし、前作までに聴くことのできた憂いのあるメロディーは何ら変わりがありませんでした。
むしろ耳に残るという点ではパワーアップしてるのかもしれませんね。
ツインボーカルでメロディーを大切に歌われたら、そりゃ心に何か残りますよ。
そして、やっぱりドラムがヤバいですよね。
緩急変幻自在ですし、タイトで正確なドラミングは圧巻です。
心に響くメロディーに合わせて速くなる所なんてステキすぎますね。
切なさ度を1.5倍増しにしてくれます。
個人的には最初の3曲で思わず布団に包まりたくなるくらいの衝動にかられます。
それくらい切ないしメロディーが泣きまくってるんですもん。
落ち込み気味の時には聴けないかもしれませんね。
1曲目のThis is not a method(This is a provocation)はのっけから4分27秒という長さ。
昔の私なら時間を見ただけで聴く気が半減していたかもしれません(笑)
ところが、聴いているとそんな時間の長さを感じないんです。
感覚的には2分台。
速さと優しさが同居しているような展開と耳にそっと残るメロディーが時間の長さを忘れさせてくれます。
私の耳もようやく大人になったのかもしれませんね。
2曲目のThe fallもメロディーが秀逸な1曲だと思いますねぇ。
歌い始めた瞬間にノックアウトされていましますから。
個人的なツボにガッチリと触れてきてくれました。
そして9曲目のSimple jackは打って変わって55秒のショートチューン。
この曲がまたいいアクセントになってるんですよ。
切なさのかけらもないくらい飛ばしているので。
こんな曲を聴かされたらよりこの作品にのめり込んじゃいます。
今回の作品では一歩大人になったHogwashが聴けると思います。
ひたすら速い曲を聴いて疲れをふっ飛ばしたいなんて時には向かないかもしれませんが、時間に余裕があって少ししんみりしたい時なんかにはオススメな作品です。
そんな時に聴くとより心に訴えかけられてしまうかもしれません。
嬉しい事にHogwashは8月に来日するみたいですね。
時間が合えば見に行きたいところなんですが、ちょうど8月は仕事が忙しくなるんですよねぇ。
最近ライブも行ってないしこの切なさをダイレクトに感じられると思うと行きたくて仕方ないです。
今のうちから何かいい理由を考えておこうかな(笑)
ライブハウスで私を見かけたら仮病使ったなと思ってください(笑)
Hogwash MySpace
こんにちわ。
本日もまたレビューしたいと思います。
7月に入ったらあまりレビューできなくなりそうなので今のうちに書き溜めしとこうという魂胆です。
本日ご紹介するのはマニアの方なら既にご存知であろうアメリカのメタリックメロディックハードコアバンドLoganでございます。
この作品は2008年リリースの8曲入りのEPとなっております。
個人的にはかなり好きなバンドです。
Belvedere、A Wilhelm Screamの影響がちらほら聴けるバンドですからね。
基本高速でメタリックという近代メロディックハードコアなスタイルなのでおそらく嫌いな人はそんなにいないんじゃないでしょうか。
むしろ流通が良ければもっと人気が出てもおかしくないレベルだと思いますね。
バンド直でしか買えないのが痛すぎます。
一応この作品の前にDemoをリリースしてるみたいなんですがDemoの方が入手困難かもしれませんね。
そんなDIYなLoganですがもう活動してないんですかね。
英語がわからないんで何とも言えませんが、MySpace見る限りNew Projectなんて言葉があるんでもしかしたら解散してるのかもしれません。
しかもボーカルはFork Punkなんてジャンルにチャレンジしているみたいですし。
このままLogan続けてくれてたらとんでもない作品ができたんじゃないかと思うんですけどね~。
もったいないなぁ。
しかし、ドラムが加入したAnchorsというメロディックハードコアバンドは聴いてみる価値ありだと思います。
この作品に話を戻します。
ショートチューン2曲を含む8曲18分という潔さなんでかなり聴きやすい作品になっていますね。
1時間あれば3回転聴けちゃいます。
あまりじっくり聴く時間がないという方にもオススメですよ。
個人的には1曲目のPieced Togetherから大爆発です。
この攻撃的なメタリックさは昨日紹介したJet Marketと同レベル。
イントロから期待が膨らんでしまうんですよね。
どっしり構えるリズム隊と暴れ回るツインギターのマッチ具合がとても極上なナンバーです。
この曲はJet MarketだけでなくForus好きな方にも気に入ってもらえると思います。
そして先ほども挙げたショートチューン2曲がいい味出してるんですよねぇ。
その2曲が4曲目のHung Up(50秒)と6曲目のPaper Shoes For Plastic Feet(38秒)。
曲順といい速さといい短さといいホント私好み。
短い中で自分たちの音楽性を精一杯表現しようとしてるバンドにはハッキリ言って弱いです。
Loganは私のツボというツボをこれでもかと付いてくるバンドですね。
ラストに4分を超えるAll The Wrong Reasonsというナンバーが待ち構えているんですが、この曲はこの曲で演奏面を隅々まで楽しめます。
ホント穴がないバンドです。
こうやって曲を聴いてると現在活動していないのがホントに残念でなりません。
もちろん現在別のバンドで自分たちがやりたい音楽をやってる事はとても素晴らしいことだと思います。
しかし、高速メロディック界においての損失はかなり大きいものだと思うんですよね。
絶対にもっとヤバい作品が作れたはずですもん。
たられば言ってもキリがありませんが私はLoganのフルアルバムが聴いてみたかったです。
いつかひっそりと復活してくれたら嬉しいです。
Logan MySpace
こんばんわ。
W杯を見ていると中々寝れないんですよね(笑)
しかし次の試合が始まるまでのこの時間は音楽を聴くのに最適です。
というわけで本日はJet Marketが2006年にリリースした2ndアルバムを今更ながらご紹介いたします。
国内盤は確か2007年リリースだったと思います。
W杯ではイタリアは残念ながら予選敗退してしまいましたが最近私の中でJet Marketが熱いんですよね。
かなり再評価してます。
やはりメタリックで熱くて速いと3拍子揃ってますからねぇ。
いつ聴いても興奮できる数少ないバンドだと思っております。
この作品は彼らにとって大きな意味を持っているような気がします。
以前に比べてメタリックさが前面に出てきていて彼らのスタイルが確立されつつあるからです。
3rdのPerditionでそれが見事に花開く事になるんですけどね。
その布石と考えるとかなり楽しめる作品だと思いますよ。
さすがに短くぶっ飛ばしていた3rdと比べると曲によってカラーが別れているなぁという感じも否めません。
長めの曲やややテンポを落とした曲もあるので。
しかしキラリと輝く曲が存在しているのも事実です。
その曲たちがとにかくヤバいんですねぇ。
特に1曲目のインストStructure Goes In The Grinder初聴きした時度肝抜かれちゃいました。
彼らはとにかくインストを各作品に最低1曲は入れてるんですがStructure Goes In The Grinderはホントに秀逸だと思います。
ボーカルが入らなくてもきっちりと曲にしてる印象です。
インストの中では私の音楽史上ベスト3に入りますね。
このインストからなだれ込む2曲目のAnother Rainy Day For The Human Raceと13曲目のReligion As Dogmaもガッチリテンションを上げさせてくれる名曲です。
これがJet Marketのスタイルだと言わんばかりにメタリックかつストロングにぶちかしてくれてます。
やや叙情的に展開していく所も聴き所ですね。
そして注目すべきは3rdに収録されているDevil's DungとModern Kings Of The Earthがこの作品にも収録されている所。
もちろんこの作品を作った時点の物なので3rdとは明らかに違うバージョンです。
聴き比べてみると彼らの成長がよくわかるんじゃないでしょうか。
こういう楽しみ方もできるお得な作品です。
そうなると4thアルバムが非常に楽しみになるわけですがリリースはいつになるんでしょう?
気が早い私は今年出してもらっても大丈夫な心構えは出来ています。
現実的に考えれば来年か再来年くらいですかね。
3rdの路線のまま好き放題やってくれればもう名盤は確実だと思っています。
そしてまた是非来日してもらいたいですね。
Jet Market MySpace