突然ですが言わずもがなのBelvedereでございます。
知らない方は少ないかもしれませんが2005年の解散後にThis Is A Standoffとして活動しているボーカルのSteveとドラムのGrahamが在籍していたバンドです。
今現在も世界中にフォロワーが続出しているメロディックハードコア界のモンスターバンドと言えるでしょう。
彼らが現在のメロディックハードコアシーンを作ったとまで言っても過言ではないかもしれません。
ちなみにこの作品は国内盤もリリースされてます。
しかし、いざレビューしようと思ったもののどの作品にするかで思ったより悩んでしまいました。
どの作品も素晴らしいんですもの。
そりゃ世界の人々がハマった理由がよくわかりますよ。
アルバム毎にコンセプトが微妙に違うと思いますが、当時としては彼らのスタイルは唯一無二と言える存在だったと思いますから。
その中でなぜこの作品を選んだのか。
ただ単純に1番好きで、私が初めてBelvedereに触れた作品だからです。
大した理由がなくてごめんなさい。
正直4thアルバムのFast Forward Eats The Tapeもかなり好きなんですけどSubhuman Natureという曲の存在感が大きすぎるんですよね。
This Is A Standoffへ繋がるようなサウンドへと少し変貌を遂げてますし。
その点'Twas Hell Said Former Childはトータルバランスが非常に良いです。
個人的にこの作品のサウンドが1番しっくりきますね。
響きすぎないへビィさと高速っぷりが見事に同居しつつ、メロディーの面でもキラリと光るパートを多々聴かせてくれます。
その結果がキラーチューンだらけ。
こんなに美味しい作品は中々お目にかかれませんよ。
初めて聴いた時は1曲目のThe Only Problem With Wishful Thinkingで腰を抜かす位の衝撃を受けましたね。
当時はBelvedereの音もよく知らなかったんで余計に度肝抜かれました。
今思い出すと非常に懐かしいです。
間奏のギターとか感情を抑えられなくなりますし、この絶妙な暗さがたまらないですね。
ちなみにこの曲、みなさんが待ちに待っているであろうTribute To Belvedereにて残念ながら今年解散してしまったPlay Attenchonがカバーしてます。
言わば、Play Attenchonの置き土産みたいなもんですね。
軽く聴いた感じ原曲に近い感じになっているとみたいなのでとても楽しみです。
むしろそのまんま的な感じもしますけどね。
話がTribute To Belvedereに逸れてしまいましたが、その他にも名曲だらけの大名盤です。
Two Minutes For Looking So GoodやAnd You Thought The Doctor's Probe Hurtも個人的にはかなりメロメロなんで。
これから手に入れるのは少し苦労するかもしれませんが、中古ではまだまだ落ちてると思いますので諦めないでください。
しかしBelvedere関連のMySpaceってたくさんあるんですねぇ。
どれがアーティストページか見つけるのに苦労しました。
それだけ多くのファンがいるって証拠ですよね。
復活・・・・・・ないとは思いますが心のどこかで期待してます。
Belvedere MySpace